2018年11月 ピラミーデ
発達領域:時間の理解
★ 月組 (5歳児 秋を感じる)
月組の11月は…
「秋を感じる」をテーマに1ヵ月過ごしましたよ~
1週目*
風も空気も澄んで秋も終盤!
りんご狩り、行ってきましたよ。
2回も経験している子ども達…採り方も覚えていて
「優しくね~」
「そ~っと!」と
真っ赤なりんごをgetしてきましたよ♡
りんご園の方から、とってーも美味しいりんごをご馳走になって
いい顔です。
残念ながらりんごを採ったあとに雨が降ってきてしまい
お家の方が作ってくれたお弁当は、子ども園で…
みんな嬉しそうに大満足の笑顔でしたよ~
お忙しい中のお弁当のご協力、ありがとうございました!
他にも…
秋のフルーツバスケットをしよう!と。
「秋の果物は?」
美味しそうなかわいい果物ですよね♡
雪組さん、花組さんも誘って楽しみましたよ~♪
2週目*
絵画造形では…
りんご狩りのことをい~っぱい思い出して絵を描きました。
「りんごの葉っぱはね~」
「木はね~」
玄関のわくわく園庭にもりんごの木を…
よく観察してきてびっくりでした。
またまた…
お天気も良く近くの公園までお散歩です。
秋が見つかるかな?
・・・
「あ~!!!!!むしがくっついてるよ~!!!!」と慌てるお友だち。
でもよ~く見ると
“ 秋!!! ”
くっつき草発見♡みんなでくっつけっこもしましたよ~
お部屋では
どんぐりの歌詞に合わせて“つきぐみ劇場”
表現力がすご~い!!です。
歌詞の意味がわからないところは…
「調べよ~」っと
3週目*
「今日は秋の粘土あそびしましょ~」っと
真剣に作って
いろんな秋が出てきました。
そして・・・
楽しみにしていた
“ 秋探し探検へ ”
目で、耳で、鼻で、手で、五感をたくさん使っての秋探しでした。
4週目*
「見つけた葉っぱはどんな形だった?」
「どんな色だった?」
また、面白いかたちの柿を頂き…お絵かき♡
「何に見えるかな?」
子どもたちの発想がおもしろくて
あっという間に完成です!!
五感を使ったクイズも楽しみましたよ~
秋一色で過ごした1ヵ月…
ヒントを出す前から、秋のもの~
「カサカサって音するよ!」
「なんかね~ざらざらして…あ!壊れちゃった!」
作った秋のものでの “ 秋のおしゃれごっこ ” も楽しみました。
お部屋にはスワッグ♡
また…
むつみ先生が持ってきてくれた素敵♡
「あーーーーーーー!!!雪~」
「外で触ったら、水になるよね~」の会話も♪
お天気がいい11月の最後は…
園庭で思いっきりあそびました。
秋の風を感じて、袋とりゲーム!
秋の落ち葉探し~
「・・・なんでシロツメクサあるの?秋なのにね~?」っと。
しっかりと季節がわかっていましたよ。
外に落ち葉が落ちていると
「見て、秋拾ってきたんだよ」という会話があったり。
「何っていう葉っぱなんだろう?」と調べたり。
秋をたくさん感じた1ヵ月でした~!
「もう冬だね~」
「寒いね~」の会話も…
12月は何をして遊ぼうかな♡
★ 雪組 (4歳児 変化する)
11月のテーマは秋!
雪組は、「変化する」ということで、季節の変化や秋ならではの
変化を発見して感じたり、遊んだり~と1ヵ月を過ごしましたよ。
月の最初に、りんご狩りがありました。
秋のくだもの、りんごの取り方を教わって大事に持って帰ってきました。
味見もさせてくれて、秋の味覚を堪能しました~♡
そして、月組さんと一緒に秋のフルーツバスケットを一緒にしましたよ。
初めてのフルーツバスケット!でも秋のもの…と考えて秋の果物を思い出しながら描いています。りんごも多かったですね!
次の週、春の物と秋の物って同じ?違う?と聞くと…
「違うよ!!」
「お花も、葉っぱも!」
「葉っぱは色変わっちゃった」
「秋は果物がおいしいんだって!」
「寒さもちがう!」と
沢山の声が返ってきました。
子ども達でも、季節の変化をそれぞれ感じていた様子でお話もしてくれました。
じゃあ、春の花は今もあるかな?と聞くと
「さくらはもうないよ!チューリップも!」
「ほんとー?」と春にみた公園に行ってみることに。
「ほんとだーーーー!ない!!」と子ども達。
そのかわり、あったのは
〝きれいな色の葉っぱ!”
色んな色の葉っぱを見つけて大興奮で拾い集めています!
「葉っぱのじゅーたん!歩くといい音だよ!」
「きのこみつけたよ!」
「どんぐりも!」
と発見した事を皆に伝えてくれています。
園に帰ってきてからも葉っぱを並べて遊んだり、
園庭の木にも葉っぱが無いことに気が付いたり、
どんぐりの木の写真から、どんぐりどこだ~と探し合いっこしたりと楽しんでいます。
秋さがしの散策へ!マイバックを自分で作って~♪出発!
色々の種類の葉っぱが沢山!!
大きい葉っぱや見たことのない葉っぱ・木の実に大興奮!
どんぐりも沢山拾っています!気づくとマイバックがパンパンでした!
秋の物当てクイズ!見ないで手で触るだけで当てられるかな?…
正解は、柿でした~!
と、その他にも拾ってきたどんぐりや、葉っぱでも。
よーく触ってよく考えて…盛り上がっています。
そして拾ってきた葉っぱをみんなで見せ合いっこ!
「あ!ぼくも拾った!」と言ったり、
名前を調べたり、色で分けたり、又、いろんな生き物の顔に見立てて遊びました。
絵画造形では、面白い形の柿を色んな物に見立てたり
拾ってきた葉っぱと同じく葉っぱを作ったり…!
そしてそれを使っておしゃれに変身して~
みんなプリンセスやヒーローになりきって楽しそうでした。
焼いもパーティーは中止になっちゃったけど、おいも掘りゲームは楽しかったね!
次の季節は冬!絵本を見て、冬支度ってどんなことする?と。
「タイヤ交換!」「ジャンパーきる!」「こたつもあるよ」など
沢山知っている事を話してくれました!
動物の冬支度にも興味津々で調べたり、雪が降るのも心待ちにして…
冬が来るのが楽しみな雪組さんです!☃
★ 花組 (3歳児 秋を見つける)
<1週目>
11月はりんご狩りからスタート!!
以上児になって初めてりんご狩りを体験!
少々緊張した様子でしたが、みんな楽しむことができました♪
外は草木もすっかりと色づき、季節の変化を楽しみつつも、 落ち葉を拾ったり、
秋だけど暖かい日に寝転んだり、
季節を楽しみました!
<2週目>
庄内空港付近の公園に秋散歩に行き、
様々な形や色をした落ち葉を拾って楽しんだり、
拾ってきた物をお部屋に飾ったり、
制作で作ってみたりと楽しみました☆彡
<3週目>
秋散歩で拾ってきた大きな葉っぱでお面作り!!
みんな思い思いに変身して遊びました!
<4週目>
初雪にタッチをして楽しみ、
絵画造形で作った葉っぱで冠を作って遊びました!!
★ 空組 (2歳児)
いろいろな形の積み木を使って、「道路」作りをしていた子どもたち。
トンネルなどを工夫したり、どうつなげていくのか
友だちとやりとりしている様子もありました!
お医者さんごっこで盛り上がる子どもたち!
検温したり看病したり、遊びに細かさが増してきています!
サークルタイムで、みんなの家族の話をしました!
自分は・・・と言葉にして話す子もいましたよ!
ミニハウスを作り遊んでいます☆彡
人形を動かしてお家の中を再現していますよ!
2019.2.17 カルク博士講演会
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そこに教育があった。
今語る、生い立ち、そして教育とは何か・・・
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2020年の教育改革を目前に現場では準備や新たな保育スタイルの導入が本格化しています。乳幼児期への教育の重要性と共に世界では「教育にこそ投資を」というヘックマン教授(2000年ノーベル経済学賞)の理論のように、各国が教育に力をいれています。何よりもAI時代における我々の生活や価値観も目まぐるしく変化する中で、これからを゛生き延びる力“をどのように育んであげるのか、問い直す必要があるのではないでしょうか。長年にわたって日本で講演や研修を行っているカルク博士(ピラミーデ幼児教育法開発者)をオランダよりお招きして教育とは何か、戦後の自らの経験や、ピラミーデを支える柱とは何かをご講演いただきます。
大変貴重な講演会です!是非、お誘い合わせのうえお越しください。
【 講演会詳細 】
日 時:2019年2月17日(日) 開始 午前10:30 受付9:30~(昼食休憩を含む) 午前10:30~午後3:00(昼休憩(60分)/小休憩含む) ※昼食は持込可能です。 内 容:『そこに教育があった。今語る、生い立ち、そして教育とは何か…』 講 師:教育心理学博士ジェフ・フォン・カルク氏 通訳:勝山 結夢 (NPO法人国際臨床保育研究所) 会 場:りっしょう子ども園(山形県鶴岡市西新斎町2-31) 費 用:お一人5,000円 定 員:50名 主 催:りっしょう子ども園 協 賛:NPO法人国際臨床保育研究所 お問合せ:TEL:0235-33-8772(担当:事務局 守山)FAX:0235-33-8773 ※メールの場合はinfo@kiccc.or.jpまで 講 師:ジェフ・フォン・カルク教育心理学博士(Dr.Jef.van.Kuijk) Cito(旧オランダ王立教育評価機構)の幼児教育部門プログラムリーダーとして、子どもの遊びの観察、思考や言葉、保育環境の研究に取り組む。1994年にピラミーデ幼児教育法と呼ばれる未来の幼児教育のスタイルを確立した。ピラミーデ幼児教育法は、オランダはもちろんドイツ、アメリカ、日本、インドネシア。中国などでも信頼度の高いアクティブ・ラーニング(体験型共同学習)として広く普及している。日本においては彼の生涯の友人であった辻井 正が、Citoより教授資格者として公認され1999年にピラミーデ幼児教育の導入準備を始め、その後、各地での講演会や研修会、現地との幾度にわたる交渉、調整などを経ながら普及に努めたのがはじまりである。 故 辻井 正 社会学博士 初めて日本にピラミーデ幼児教育法を導入、Cito(旧オランダ王立教育評価機構)より、日本に於ける唯一のピラミーデ教授資格者として公認される。関西学院大学文学部修士課程修了。高校教師を経てドイツ障害者の町「べテル」少年の家勤務 ・2001年 博士号修得Doctor of Sociology 『Modern Society and Children』 ・2002年 Cito(旧オランダ王立教育評価機構)よりピラミーデ教授資格者として公認される アサヒベビー相談(朝日新聞社厚生文化事業団)の発達障がい児のカウンセラーを務める。NPO法人国際臨床保育研究所 所長 2016年 12月 急逝
「今、ここ」からより遠く、
抽象的なところを意識させるよう手助けすることで、
子ども自身が自分の人生を自分で生きていく(ディスタンス理論)
Piramide(ピラミーデ)の開発者、カルク博士のことばを借りれば、つぎのような教育理念がオランダの幼児教育の基本にあります。「子どもの自己選択で始まり、自己解決を目指すのが本来の教育である。ただし子どもの自由勝手にさせるのではなく、大人は子どもをサポートしなければならない。だが、主体はあくまでも子どもであり、大人はあくまでもサポーターに過ぎないのだ。」この「自己選択」や「自己解決」の能力が、いわゆる「人間力」の基礎となることをオランダでは教育理念としてかかげ、実践してきました。Piramide(ピラミーデ)の信念もまさにここにあります。幼児期に自己選択と自己決定を育てることが人生に必要であるというのがカルク博士の信念であり、この信念を教育の方法に具体化したものがPiramide(ピラミーデ)です。これは世界でもめずらしいことです。教育理念は世界中にさまざまありますが、それを方法論として具体化したことがPiramide(ピラミーデ)の特筆すべき点なのです。辻井 正